去年の秋に「歴史とは星座」というエントリを書いた。
歴史とは、過ぎ去った沢山の出来事から何かを選択して、関連づけ、物語を描き、現在につなげたもの。その作為は星座をつくることに似ている、と。
それなら、この「私」もまた星座にすぎない。
私の過去とは、実際にあった数えきれない出来事から私が選択した物事を、私が関連づけ、私が物語り、私の現在に結びつけたものだ。
記憶、個人史、半生記。歴史そのもので、星座そのものだ。
忘れてしまったことを思い出す。
影になっていたことに光を当てる。
大きく見えていたことの大きさを疑う。
違う点と点を結んで違う形を描いてみる。
違う星座を形作り、違う人生を語る。
すると違う私が現れる。
最近、昔のことを考える。子どもの頃。学生時代。数年前。
何をしていたっけ。何を考えていたっけ。どんな私だったっけ。
何をしていたと思っていたっけ。何を考えていたと思っていたっけ。どんな私だったと思っていたっけ。
そして。違う私が現れるだろうか。